狼母さんと2匹の子山羊

軽度知的障害児と、そのお姉ちゃんの育児記録。

妊娠中のこと 4

針を刺す時は、緊張もあってあまり痛くありませんでした。


それよりもお腹の赤ちゃんに腹が刺さったりしないか、そっちが気になって仕方がありませんでした。


羊水を抜かれる時は、下っ腹の奥の方が引っ張られているみたいな痛みがありました。


羊水採取後、針を抜いて、絆創膏のようなものを貼って、透明なフィルムケースのような容器に入った羊水を見せてくれました。


少し黄色くて、尿みたいな色。


赤ちゃんの排泄物が混ざってるからこういう色をしていますと、看護師さんが教えてくれました。



羊水検査後は流産リスクがあるので、動かない方がいいと、そのまま1時間くらい横になっていました。


羊水検査は分娩室で行ったので、分娩台の上で。


散々、死産死産と聞いていて、今自分がいるのは、赤ちゃんを産むところ。


何だか虚しくて、情けなくて、何でこんな事になっているのかと、泣いてしまいました。


続きます。

妊娠中のこと 3

お腹の赤ちゃんが染色体異常の可能性が高いとのことで、羊水検査を勧められました。


検査を受けられるのは、妊娠16〜19週頃。

結果が出るのに2週間前後かかるとのこと。


羊水検査でわかるのは、4種類の染色体異常だけ。


だから、もし羊水検査で陰性が出ても、産まれて来たら何か他の染色体異常だったり、心臓や腎臓なんかに病気がある可能性はあるとのこと。


そして、この時点でも赤ちゃんの頸の後ろの浮腫みは消えてなくて、

「検査を受けても結果が出るまでに死産になる可能性もある」

と。


羊水検査は保険が効かないので自己負担。

日帰り入院で、費用は11万円くらいでした。


麻酔はせず、先生が超音波モニターで赤ちゃんや胎盤の位置を確認しながら、お腹に20センチくらいの長い針で注射をします。


羊水を採取して、その中に含まれる胎児の皮膚片等のDNAを採取して、分析します。


長いので次に続きます。

妊娠中のこと 2

悪阻がよくなってきたら、また新たな問題が。


お腹の中のヨウが、「嚢胞性ヒグローマ」と診断されます。


何かと言うと、超音波検査の時に胎児の頸の後ろに浮腫みがあり、それが分厚い。


浮腫んでいるとどうなのか。

染色体異常の可能性が高い。

具体的に名前が出ていたのがダウン症でした。


実はメイを妊娠していた時にも、悪阻が治まってきた後に浮腫みを指摘されたことがありました。

ただ、この時は割とすぐ浮腫みが治まったし、結果的に元気に産まれてきてくれたので、ヨウの浮腫みを指摘された時も、初めは軽く考えていました。


でも、その後も浮腫みは治るどころか酷くなり、ヨウの体長(推定)の3分の1ほどの厚さに膨れあがります。


「心臓にかなり負担がかかっているはず。」

「次の診察まで心臓が動いているかわかりません。」

「胎動を感じなくなったら早めに受診してください。」


この頃には、毎週の診察の度に先生から「死産になる可能性がある」と聞き、やっと感じ始めた胎動が止まってしまうのか不安で、かなり辛かったです。