狼母さんと2匹の子山羊

軽度知的障害児と、そのお姉ちゃんの育児記録。

妊娠中のこと 9

「胎児精査を受けてみませんか?」

先生から提案がありました。



胎児精査というのは、通常の妊婦健診とは別に、もっと精度の高い超音波機器を使って、お腹の中の赤ちゃんの内臓や脳に異常がないか調べる検査です。


妊娠中期と後期の2回受けることができて、私は2回とも受けることにしました。



妊婦健診とは別の部屋で、大きな超音波機器。


映る画像は、いつも健診の時に見ているものとは違って、とても細やかなものでした。


時間をかけて、先生方が臓器、骨、脳の状態をみてくださいました。


臓器はもちろん、指の本数や、背骨の長さを計ったり、特に脳はすごく丁寧に診られていました。


結果はどこにも異常が見つからず、


この頃にはヨウの頸の後ろの浮腫もほとんど目立たなくなっていました。



そして病院に行く度、先生や看護師さんが、今の週数だとどの臓器が作られているかお話してくださいました。


今もし出産になっても、助かる率が高いですから。でも、赤ちゃんの身体のためには、もう少しお腹にいた方がいいね。もうすぐだね。


優しい声掛けがとてもありがたく、毎回励みになっていました。