狼母さんと2匹の子山羊

軽度知的障害児と、そのお姉ちゃんの育児記録。

妊娠中のこと 12

ヨウは、妊娠中は発育遅延もなく、お腹の中で順調に大きくなっていきました。


「果糖を摂ると胎児が大きくなる」と聞いたことがあり、ネットで「出生体重と知能指数は比例傾向がある」という文献を読んだので、ヨウの体重が増えるように毎日少しずつ果物を食べ、


「妊娠中にお魚をたくさん食べると頭のいい子が産まれる」と聞いて、魚を積極的に摂っていました。


毎日散歩し、家事をし、身体を積極的に動かしました。


正期産に入ったところで、近くの大学病院に転院し、お産に向けて準備を始めました。


しかし、出産予定日が近づいた妊婦健診の日、いつもどおり赤ちゃんの心音を診てもらっていると


「心音が落ちてきている」

と、看護師さんや先生から指摘があり、その日のうちに入院することになりました。


私は一度実家に帰り、実父に事情を説明してメイのことを頼み、入院の準備をして、再び病院に戻って入院手続きをしました。


この頃には毎日、陣痛のような定期的なお腹の張りがあり、先生と

「赤ちゃんが、産まれてくるための練習をしてるんだね」

と話してました。


いよいよ出産が近づいている、私も覚悟を決めていました。